【たったの3行!】仮想環境をAnacondaで作りJupyterカーネルとして利用する方法!
ノートブック形式で対話的にデータ解析を進めることができ、 さらにグラフィカルにファイル操作などもできる非常に高機能な汎用開発環境です。
今回はこのJupyterのカーネルとしてAnacondaで作成した仮想環境を利用する方法をご紹介します!
(※この記事の内容をご自身で試される場合は自己責任でお願いします)
はじめに
以前の記事
においてAnacondaの仮想環境を使ってPython2系3系を使い分ける方法をご紹介しました。
ですが、私自身はJupyterと呼ばれる開発環境を使っており、
そのままではJupyter上で仮想環境の切り替えができずに非常に不便です...
ということで、今回は備忘録も兼ねて、Anacondaで作った仮想環境をJupyterのカーネルとして利用する方法をまとめたいと思います!
環境
ChromeOS 70.0.3538.110(64bit) : Linux β有効化済
Anaconda 4.5.12
Anacondaで仮想環境を作る方法
まずはAnacondaで仮想環境を作る方法をご紹介します。
$ conda create -n ${仮想環境名} ${パッケージ}
でOKです!
例えば、python3.6の環境をpipとともに作りたければ
$ conda create -n pytest pip python=3.6
となります。
Anacondaの仮想環境をJupyterのカーネルに反映する方法
次にAnacondaで作った仮想環境をJupyterに反映させる方法です。
まずは、仮想環境にJupyterを導入しましょう。
$ conda activate ${仮想環境名} $ conda install jupyter
これで仮想環境においてJupyterが使えるようになります。 そして、Jupyterのカーネルにこの仮想環境を追加しましょう!
$ ipython kernel install --user --name=${仮想環境名} --display-name=${仮想環境のカーネル名(お好み)} $ conda deactivate
これでJupyterのカーネルに作成した仮想環境が追加されます!
まとめ
というわけで今回はAnacondaで作った仮想環境をJupyterのカーネルに追加する方法をご紹介しました!
それはたったの3行
$ conda create -n vir_env python=3.6 jupyter $ conda activate vir_env $ ipython kernel install --user --name=vir_env
でOK!
これでJupyterで仮想環境の切り替えができますね!
ご意見やご質問、その他間違いのご指摘などございましたらぜひコメントのほどよろしくお願いします!