【ChromebookでEmacsをCUIで使いたい人必見】Crostini Terminal内でEmacsを起動する方法
以前の記事でChromebookにEmacsを導入する方法をご紹介しました。
しかしながら、デフォルトのEmacsの設定だと
emacs
と叩いてもTerminalの外部にウィンドウが開いてEmacsが起動してしまいます。
今回は、このデフォルトの設定が嫌だという方向けに、EmacsをCrostini Terminal内で起動する方法、そしてそれをデフォルトの設定に変更する方法をご紹介します。
(※この記事の内容をご自身のPCで試す場合は自己責任でお願いします)
はじめに
太古よりVim vs Emacsで激しい闘いを続けているEmacs。
そのEmacsはそのキーバインドやデザイン、そしてカスタマイズのしやすさから長い間人気を集めています。
そんなEmacsをChromebookに導入する方法を
でご紹介しましたが、デフォルトの設定ではTerminalの外部にウインドウが開いてEmacsが起動します。
これは少し面倒くさいですよね。 できればターミナル内で閉じて作業をしたいということで以下でこのEmacsをターミナル内で起動する方法をご紹介します。
Emacsをターミナル内で起動する方法
Emacsをターミナル内で起動するのは非常に簡単です。
普通はEmacsを起動する際には
emacs
と叩いて起動すると思いますが、ここにnwオプションをつけてやればOKです。つまり...
emacs -nw
とするだけでターミナル内でEmacsが起動します。(※nwはno windowの略です)
非常に簡単ですね!
デフォルトの設定に変更
さて、実は上の内容は以前の記事でも少しご紹介はしました。 ですが、毎回毎回
emacs -nw
と尻尾に-nw
付けるのって面倒くさいですよね。ここでは-nw
の入力を省略できるようにnwオプションをデフォルトの設定に変更する方法を示します。
それはエイリアスを設定すればOKです。
まずはwhich emacs
でEmacsがある場所を確認(/hoge/hogehoge/emacsであったとします)。
そして、
alias emacs="/hoge/hogehoge/emacs -nw"
でOK。 これでemacsというコマンドに自動でnwオプションが付随するようになりました! ですが、このままではTerminalを閉じて起動した際に再びエイリアスを貼らないといけません。 ということで、この子を.bashrcに書き込んでおきましょう。
echo alias emacs=\"/hoge/hogehoge/emacs -nw\" >> ~/.bashrc
でOK。そして、最後に.bash_profileに.bashrcを自動で読み込んでもらえるように
echo -e "\n#autoload bashrc\nif [ -f ~/.bashrc ] ; then\n. ~/.bashrc\nfi\n" >> ~/.bash_profile
としちゃいます。 これでTerminalを起動する度に.bashrcが読み込まれて、デフォルトの設定としてEmacsがターミナル内で開くようになりました!
まとめ
今回の記事ではChromebookに導入したEmacsをCrostini Terminal内でデフォルトで起動する設定をご紹介しました!
この記事でみなさんのEmacs Life on Chromebookを楽しむ一端を担えれば嬉しいです笑
間違いのご指摘やご意見等、またご質問等ございましたらお気軽にコメントのほどよろしくお願いします。